初宮詣
生後男児三十一日目・女児三十三日目産土様(お住まいの土地の神様を祭る神社)や特に祟敬する神社にお宮参りし、無事な出産のご加護に感謝し、赤ちゃんがすくすくと育つようにお祈りします。
七五三詣
古くは男女三歳で髪置、男子五歳で袴着、女子七歳で紐解と称したお祝いの儀式です。
今日では十一月十五日を中心に、身を清め産土神社や崇敬する神社へ参拝し、これまで見守って頂いた神様へのお礼と今後の健やかな成長をお祈りし、千歳飴などを記念に持参して親類やお隣などへ内祝として挨拶廻りをします。
十三参
十三参りとは生まれ年の干支が初めて巡ってくる、人生初めての廻り年(厄年)に厄除け参りをする行事です。
子供から大人に成長するこの時期は、古来元服の時期にもあたり、大人になることを自覚して頂くとともに、お祝いの意味を込めてお参りします。
入学と卒業の奉告
幼稚園から大学までの教育過程の節目は人生における大切な時期です。入学の喜びや卒業のお礼に神社へ奉告参拝し、大神様の一層のご加護をいただきましょう。常に健康で自己を発揮し、世の中や人のために活躍し、国や社会に尽くせる人となるようお祈りしましょう。
成人奉告
成人を祝う儀式は古くは男子の元服、女子の裳着などで自主独立を促すものでした。成人の日と定められたのは昭和二十三年からで、大人の仲間入りを祝い、励まします。成人者は周囲の期待に応えるよう更に自覚を深め、立派な国民となるようにご神前に奉告参拝して、誓いを新たにいたしましょう。
結婚式
結婚は人生最大の重儀です。夫婦が互いを尊重し、手を携え苦楽を共にして、素晴らしい家庭を築くためにも、厳粛な神前で誓い合う事が大切です。新生活への神の御恵みとご加護を祈る神前結婚式こそ、まさに日本人にふさわしい儀式といえます。
厄祓
厄年は精神的にも身体的にも変調をきたす節目の時です。心身のさまざまな災厄を祓うために、神社で厄祓祈願を受けて、明るく清らかな心と健康な体で、より充実した生活にいたしましょう。
還暦祝様
男女数え六十一歳を祝う古くからの美風です。
太陰暦では十干(じっかん)、十二支(じゅうにし)の組み合わせが六十年目毎にもとに還るので本卦がえりとも、第二の誕生を迎えるとも云い、神社へ参拝して感謝の誠を捧げ、心新たにお祝いしましょう。
更に七十歳は古希、七十七歳は喜寿、八十歳は傘寿、八十八歳は米寿、九十歳は卒寿、九十九歳は白寿、百歳は百寿などと称し、寿祭として奉告参拝しお祝いします。